第2回練功講座内容

2018年4月8日の練功セミナー2回目
の福嶋先生の説明・注意を書き起こしました。
※わかりやすく文語調にして、適宜注釈を入れています   福留記

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●最初に

まず最初に体のチェックを、なるべく短期間(短時間)でします。
治療編(日曜昼セミ、水曜夜セミ)の場合はしっかり見ていくが、(一般の)練功教室の場合は、だいたい1時間半くらいでやるので、そんなに深くやっていたら、体操やる時間が少なくなってしまうので、短時間に見る、という訓練も大事だと思う。

その場合は、体のひずみ(感)とか、動かしたときの連動性とか、そこを中心に見てもらえばよい。二人一組で、効果判定も行う。
体操の場合は、(体操の前後で)どう変わったかというのを効果判定とする。

(練功教室に)来られている方は、自分が動かしてもらっている状況で、「だいぶ軽くなったな」とか、そういうことで納得すると。

質問:やる動作によって、効果は違いますよね?

違います。ひとつ一つの反応の出方が違う。
その人の持っている状態によっても、また変わってくる。
この動作だったら、あまり変化がないかもしれないし。

ただ、ひとつひとつ細かく見ていく中で、とにかくバランスを見ていくので、ひとつひとつの動作でも、やっぱりそれなりの変化があります。

●2グループに分かれて、練功十八法を通しで行った後の講評。

2グループで、それぞれに特徴があった。
前半のグループは、かかと荷重で立っている人が非常に多かった。二人は、比較的まっすぐ立っていたんですが、残りの人はかかと荷重。
後半のグループは、全員が立ち方は、まあまあ。という違いがあった。


3-4.扶膝托掌(フーシートゥオジャン)馬歩(マーブー)の形ですが、動作に癖が非常に出ている。修正しないとまずい。

(膝に当てていない反対の)手を前から持ってくるんですが、かなり後ろから持ってくる癖がある。これは素直にやればよい。
手を出すとき膝の前に置き、そのまま上げていく。大きく降る必要はない。

流れ的には、この手が水平になる時点でマーブーを作り上げる。そのまま上に向けて、托掌。

目線は手の甲を見る。真上に上げた時は、真上を見る。
あまり振りかぶる必要はない。横から見たとき、すごい癖がある。

もう一つは、1-2.左右開弓(ズゥオヨウカイゴン)という動作。
後半グループの皆さん共通だったが、(手を前から横に開いて)ここはOKだが、(横から前に)戻るときに、こう伸ばしている。(前に出過ぎる)
これは出発点に戻るだけなので、伸ばさない。

(手を前方に伸ばしてしまうと)戻るときに、また、ひきつけて始めなければならない。これも気を付けて。

とにかく立ち方の問題。出発点ですから、しっかり立つ。
後は個々にいろいろあるので、メンバー同士で注意点を話し合って。

(続く)